想いをすべて
記録的大雨の被害に見舞われていらっしゃる西日本の皆様に
一日も早く平穏な暮らしが戻りますよう、
心よりお祈り申し上げます
今日は七夕、天に輝く天の川を挟んで、彦星と織姫が年に一度の逢瀬を楽しむ日。
詳しい由来はわからずとも、日本人なら誰しも物心ついた子供のころから、
幼稚園や保育園で短冊に願い事を書き、竹にそれを下げた記憶はあるはず。
私も「なぜ、年に一度しか会えないのかなあ、かわいそうになあ」などと
幼心を痛めながらも、何をお願いしようか小さな胸をときめかせたものです。
彦星は働き者の牛使い、一方織姫は機織りの名手、この素晴らしい二人に
五色の短冊に願い事を書いてあやかるというのは、日本独特の風習なんだとか。
この二人、仲が良すぎて結婚してからというもの、仕事がおろそかになり、
これを戒めるために織姫の父親である天帝が二人を離れ離れに・・・
ふたりにとって今日の逢瀬は、どんなに待ちに待ったものなのでしょうね。
でもお察しの通り、この時期この五節句を行う東アジアの国々は雨期の地域も多く、
恨めしいくらいお天気には恵まれていないのです。
そして今年の日本は、記録にないほどの大雨に見舞われてしまいました。
ニュースで映し出される各地の被害に胸を痛め、
「これ以上被害が出ませんように。もう、雨が降りませんように。」
皆の願いはただひとつであったに違いありません。
日々、穏やかに普通に暮らせることのありがたさをかみしめながら、
「被災された方々に一体何が出来るのだろう」
そんな七夕を過ごしている方も多いはず。
ボランティアの方々や自衛隊の方々に心から感謝し、微力でも何か出来ることを
探したい、そんな思いでいっぱいの私です。